イボは、医学用語では疣贅(ゆうぜい)と言い、主にウイルスが皮膚の隙間から侵入して増殖してできると考えられています。


このイボを作るウイルス(ヒトパピローマウイルス)は100種類を超えると言われていますので、その臨床像も様々です。


周りに広がってしまって非常に数が増えることもよくあります。イボの治療ですが、皮膚科では昔から液体窒素による凍結療法(冷凍凝固法)が行われていますが、何度も定期通院する必要があり、なかなか手間と時間のかかる厄介な治療となってしまいます。

しかもイボ以上に治療跡がしみになって目立つというようなことも時々起こります。


今回は、レーザーでイボを取った症例をお見せいたします。イボの中でも大きなものやその形状の特徴によっては切除縫縮法やRF機器を使って除去を行いますが、小ぶりで指など皮膚に張り付いた形のものなら、レーザー治療が一番よいかもしれません。

それでも、1回で取れないことがありますことをご了承ください。


それでは、写真をご覧ください。 患者さんは私です。尋常性疣贅と診断しました。



Before



3mmくらいの丘疹ですが、分かりにくいのでマジックで囲んでみました。
これがターゲットのイボです。





イボの範囲



次に麻酔クリームを塗ってレーザー照射をしました。
これが直後の写真です。


レーザー照射直後



皮膚のたんぱく質が白く変性しているのがお分かりになると思います。レーザーの光と熱がイボの細胞と栄養血管を凝固・焼灼してくれます。


レーザー照射の時はちょっとチクチクして少し熱い感じがします。治療後は30分ほど患部がヒリヒリしていました。化膿止めの軟膏を塗ってテープをつけました。


さて、治療からおよそ1週間が経ちました。 
少し痂皮(かさぶた)のような膜が出来かかっており、周りは炎症が起こっていて赤くなっています。かさぶたはこのあと数日のうちに取れ、皮膚も平らになりました。まれに血豆のようになり2週間くらいかかることもあります。





(After1週間)


治療から1ヶ月が経ちました。患部は少し赤みを帯びていますが、この時期になるともうほとんど気にならなくなります。




(After1ヵ月)


治療からおよそ5ヶ月です。



赤みも消え、アップで写真を撮ってもよくわからない状態になりました。





(After)




光の加減によっては分かるのですが、瘢痕という白っぽい光沢のある組織に変わってきています。ほぼ完治です。

以上、レーザーによるイボ取りの一例でした。

もし、イボでお困りの方がいらっしゃいましたら、銀座コクリコ美容外科へお越しください。





Before→After